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食材
何を作りたいかではなく、何が作れるか
自分の作りたいものに合わせて食材を取りそろえるのではなく、その季節に近場で取れるものや知り合いの生産者さんから使ってほしいという素材をどうしたらおいしく無駄なく使えるかでメニューを考えるようにしています
例えば猟師さんから鹿の内臓や骨、打ち身の多い肉なんかが余ってると連絡をもらったらどうやったらそれらをおいしく液体や固体に料理できるかを考える
そういった繰り返しでメニューを考えています
器
器、特に陶器や磁器はわれわれなんかよりずっと長生きです
私の使う器にも数百年、長ければ2000年以上の時間を生きているものがあります
大切に使っていればそれらは私が死んだ後も何百年と引き継がれていくこともあるでしょう
それらは確かに私が購入して所有しているものですが私が死んだ後もそうやって引き継がれていくことを考えれば、それらは私のものというより、たった数年だけそれらを預からせて、pらっているにだけ過ぎません
命を大切にする。そんな言葉は料理業界においてはありふれていますが、命の枠には当てはまらない無機物の器ですが私にとっては生きとし生けるもの以上に尊ばなくてはいけないと感じるものです
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